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悪夢の恋 ⑪ ・・・その後・・・
2006 / 04 / 02 ( Sun )
その数日後、ゲンから第1回目の返済があった。
1回目はかなりまとまった金額が振り込まれた。

「これから毎月、奴の名前が私の通帳に載るのか・・・・・」気分が悪くなった。


私は、婦人服の販売の仕事をしていた。だけど、この精神状態で働く事は無理だった。もう、誰とも話したくなかった。ましてやこの仕事は“笑顔”が必須だし。
その時、私の事情を知った店長はこう言ってくれた。
「仕事は、辞めたらあかん。辛いやろうけど、ここには来なアカンで。多少仕事出来なくても私がフォローするし。頑張りな。な?」
今から思うと、この店長の配慮はかなり私の救いになった。

それでも最初の半年は、廃人のようだった。
家に帰れば、アルコールに逃げた。酔っている時は心が軽くなるような錯覚がおきたから。家では言葉も発しなかった。職場での笑顔が苦痛で仕事以外では一切笑う事も無かった。
そんな私に、根気良く友達は食事や映画に誘ってくれた。

ちょうど一年がたった頃、私の誕生日に合わせて友達が、
「旅行に行こう!」と、言って来た。
誕生日の日が来ると、思い出してしまうだろうから思い出さないくらい、楽しい事をしていようと。
ありがとう!本当に、嬉しかった!!

2人で、アメリカに行った。
ラスベガスに3泊、グランドキャニオンに1泊、ロスに3泊。
あの悪夢の誕生日に私は、笑っていた。

帰国してからは、完全ではないけどほぼ以前と変わらない私がいた。

ただ、男の人に対する考え方は今までと180度変わった。

ある日、店長が私に言った。
「○○さん、気持ちは良く分かる。でもな、全てを否定したら自分が可哀想やで?恋愛してた経験はどんな形であれ大事にせな。何にも経験してないより、ずっとええことや。まだ若いんやし、これからまだまだ恋愛せなな?男に付けられた傷は、男にしか癒してもらわれへんで。」
さすが、人生の先輩。この言葉は有難かったです。

だけど変化した私の男性観は、今までとは違う行動を起こさせた。
もともとあった私の欲望のはけ口としてそこに存在すれば満足するかもしれない、と思った。“恋愛”や“信頼”はもう望めないような気がしていた。

そして私は、Mの男を探し始めた。
自分の好みに合う“はけ口”を求めた。

2000年12月
私の前に、リョウジが現れた。


・・・悪夢の恋・・・  了
 
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14 : 24 : 44 | 過去 | コメント(0) | page top↑
悪夢の恋 ⑩ ・・・崩壊・・・
2006 / 04 / 01 ( Sat )
「あの・・・・・前に彼女だった方ですよね?」
「?。私達、ずっと付き合ってますけど・・・・・。」

衝撃、だった。 ずっと?ずっとって??

「わ、私はゲンと、6年付き合ってて・・・・・」 もう、言葉が出ない。
「・・・・・○○○○○」私は彼女が何を言ったのか、憶えていない。

とにかく、その女の人も〝寝耳に水〟状態で混乱しているようだった。


私はゲンに、「3人で会って、話がしたい。」と言った。
奴は、嫌がった。当然か。
彼女に知られたくない事が、たくさんあったからだろう。
私は、彼女に知っていて欲しかった。

今までの2人の事、〝別れたと聞いていた〟彼女の事、子供の事、車の事、お金の事。
もう、私にプライドは無かった。

その女の人には申し訳無いが、ゲンに対しての怒りがおさまらない。
可愛さ余って、憎さ百倍を身をもって知った。

すぐに嫌いになれる訳じゃない・・・・・だけど、『許せない』気持ちが勝った。

ウソだった!嘘だった!嘘つき!嘘つき!嘘つき!!!
騙してたんだ!あの時も!あの日も!騙しやがって!!!
私を騙してまで、自分を守ったのか!子供を殺してまで!!!
そうか、私が子供を堕すように計画的にあんな風に振舞ったのか!!!許さない!!!絶対に!!!!!



後日、3人で会うつもりだったが、私の母と友達が一緒に来る事になった。(お金の事もあったけど、私の精神状態がもう普通ではなかった為)

母と友達が間に入って、奴に『借用書』を書かせていた。
母とゲンは面識もあった為、何か怒りながら話していたようだが。
私は・・・・・3人で話してたはずの記憶が殆んど無い。
気が付くと、2人の姿は無かった。
抜殻みたいな私を残して・・・。惨めだった。

「帰ろう。」母と友達が、私に声をかけた。
私は・・・・・ケタケタと笑っていたらしい。(怖かったってさ。)


その日、壊れた私の心は修復が極めて困難なくらい、崩壊していた。


つづく
01 : 32 : 18 | 過去 | コメント(0) | page top↑
悪夢の恋 ⑨ ・・・露見・・・
2006 / 03 / 26 ( Sun )
ゲンは、私からお金を借りたあたりから、何と無く消息不明になる事が多くなった。約束した期日に返済出来てない事にも、負い目を感じていたからかもしれない。

私も、ゲンと話す事が辛くなっていたから連絡が無くても気にしなかった。心配はしてたけど・・・・・。


運命の日は、突然やって来た。

その日は、私の誕生日だった。
仕事を終えて帰り際、仕事場の友達が食事に誘ってくれた。
「パスタ食べよ~♪」と、近くのレストランへ。
お店の人に案内されて、テーブルについた時・・・・・!!!!!
すぐ、隣のテーブルにゲンがいた。女の人と!!!
私の思考はパニックを起こしていた。
(その女は何?今日は私の誕生日なのに、私とは会わずにこんなとこで何してるの?何?なに?何が起こってるの?)
私は出来るだけ平静を装って友達に、隣にいるのは私の彼氏だと伝えた。ビックリする友達。
「なぁ?一緒にいてる女、どんな感じの人?」私はまともに見れなかった。
「んー、肌の汚いオバハンやで?ただの知り合いちゃう?」
「違うな。たぶん違う。昔の彼女や。」チラッと見た時、ゲンのお母さんかとも思ったが・・・違う!
明らかに挙動不審なゲンは、そそくさと食事を済ませてレジへ向かった。
精算はゲンが払っていた!!!私のお金も返さずに!!!

ここ何年か、思うところはあった。
よく、元カノの話は耳にしてた。美容師でお店を経営してて、家もそこそこお金持ちで、NSX乗ってて・・・等等。

そうか・・・行方が分からない時は彼女の家に転がり込んでたのか。

キレた私は、すぐゲンの携帯に電話した。コールはするが、出ない。
出るまで、鳴らす。すると、「何や?!また後で電話するわ。」と、すぐ切った。取り付くしまも無い。
もう一度鳴らす。「もしもし?」女が出た。何かおかしい、とあの女も感じたみたいで電話を取り上げたみたいだった。 私はその女の人に混乱した頭で何かを訴えていた。

生まれて初めて味わう、絶望感だった。

つづく
18 : 22 : 02 | 過去 | コメント(0) | page top↑
悪夢の恋 ⑧ ・・・情・・・
2006 / 03 / 25 ( Sat )
今から考えるとゲンという男は本当に、うだつの上がらない人間だった。
そして私も、男を甘やかすだけの馬鹿女だった。

その後も「ご飯代が無いねん。1万貸して。」とか、たまにだけど言ってきてた。まぁその度に貸して、わりとすぐに返してくれてたけど。

やっぱり男は仕事がきちんと出来てないと、腐っていくなぁ。
いつの間にか、プライドも自信も気力も無くなっていった。

私のおごりで食事やホテルに行く事に、だんだん抵抗が無くなっていくようだった。

そんな状況でも、私はゲンを突き放せずにいた。
もう、恋愛感情は枯れていたが〝情〟が私を動かしていたんだと思う。

時々ゲンが言う「何にも考えんと、一緒になろか?」とか、「あんた、俺と一緒に住むか?」「早く結婚出来るように、頑張るわ。」等の台詞に、微かな期待をしてたから。

だけど、現実は厳しくて仕事はさらに上手くいかなくなり、仕事をしたのにお金が貰えない上に、使った職人の給料は払わないといけない。仕事をくれる側の人間との折り合いも悪くなり、また仕事が無くなる。ゲン自身も追い詰められ、悪循環の中でもがいていた。

私は、そういったことを常に聞かされ自分の事のように悩んだ。
そして、なんとなく・・・・・私に助けを求めているように聞こえ始めた。もう、限界だったのだろう。

ある時、○万円貸す事になった。私にとっては大きな金額だった。
それは結婚資金だった。怖かった。目に見えない罠にかかった気がした。
『・・・・・情けなかったな。・・・・・そんな事しか言われない自分が・・・・・それくらいの価値しか無い自分が情けなかった。』ってその当時の走り書きが残ってた。

私も追い詰められていた。

お金、貸した。そうしたくは無かった。でも・・・・・。
もう、怖かった・・・・・

しかし、私の知らないとこで、もっと恐ろしい事実が潜んでいた。

つづく
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悪夢の恋 ⑦ ・・・不信感・・・
2006 / 03 / 21 ( Tue )
その後、暫くは今までと変わりなく付き合っていた私達。

変わった事はSEXかな。当たり前と言えば、当たり前か。

それまでゲンはコンドームを使うのを嫌っていたんだけど、今後はそうはいかない。今までは、〝膣外射精〟だったの。〝中出し〟は記憶に無い。なのに、妊娠した。

知識はあった。膣外射精は避妊にはならない事。
コンドームを使用しても100%じゃない時もあるが、使用するのとしないのとでは、雲泥の差。解ってるんだけど、男側が嫌がる場合が多いのも、事実。それを受け入れる、バカ女。私か。(__)

どうしようもない自己嫌悪が心を支配して、私のSEXは〝気持ちいい事〟から、〝怖い事〟になった。それにゲンの協力も最初だけで、だんだんコンドームを使ってくれなくなってきた。
それに対して、抗議する私。


そして、いつ頃からだったか・・・・・ゲンという人間に不信感を覚え始めたのは・・・・・。
仕事がうまく取れない事が多くなって来ていた。その上、お母さんの事や仕事の資金繰りなど、私に愚痴を聞かせる。

ある時、ゲンのおじいさんが亡くなった。(ゲンの田舎は福岡) 葬式に行くにもお金が無い、と私に電話してきて「恥ずかしい話やねんけど、10万貸して欲しい。」と言われた。次の集金ですぐに返せるから、といって実際すぐに返してくれたけど。(私は貢ぎ行為はしててもお金を渡した事は無かった)
私は、いい年の男が10万円の貯金もない事がショックだった。

「この人と、結婚なんてムリっぽいなぁ。」と笑ってたけど、心の中は妙な焦燥感でいっぱいだった。

仕事・お金・車・母・家、ゲンの中でクリアしたい問題は山積みだった。そうしてだんだん楽な方へ楽な方へと逃げるゲンの姿が目に付くようになっていった。

それでも私は頑張って欲しい、と事ある毎に口に出す。
それが煩かったのか、ゲンと連絡を取れない日が出来始めた。
どこにいるのか、何をしてるのか分からなかった。

不安になっても、腹が立ったても信じるしか無かった。
ゲンのあの日の〝涙〟を信じてたから。


つづく
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